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かるてぃべーと Cultivate

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[農業]イネの収量調査

農業 文化

 

イネの収量調査、やったことありますか?

 

収量構成要素=単位面積あたり穂数 × 1穂籾数 × 登熟歩合 × 玄米千粒重 ÷1000

 

これは知っていても実際に測ったことがある人って少ないのでは?

 

本日は収量調査についてお送りします。

 

収量調査の目的

そもそも、なぜ収量調査をやるのか。

ただ単に収量が知りたいだけではないのです。

 

収量調査は、

  1. 収量の変動要因を分析できるため栽培技術の改善に繋がる
  2. 品種特性を解析することで地域にあった品種の選定ができる
  3. 収穫量を推定できるので作業計画, 販売計画, 次の栽培計画を立てられる

などの目的があって行われるのです。

 

収量調査をしてみよう

したらば、収量調査ってどうやるん?

超簡略化するとこうなります。

 

1株イネを取ってくる

 ↓

穂数(本/株), 1穂籾数(粒/穂), 精玄米数(粒), 精玄米重(g), 登熟歩合(%), 栽植密度(株/m2)

などを測る

 ↓

収量(g/m2)を計算する

 

※実際には、下記のような項目も測ったりします↓

  稈長(かんちょう)(cm), 穂長(cm), 着粒密度(粒/10cm), 玄米品質

 

 

 

手順と語句を1つずつ補足説明。

 

稈長(かんちょう)(cm)

地表面から穂首までの長さ

 

f:id:prunus-4-cerasus:20161110000652j:image

 

穂長(cm)

穂首から穂の先端までの長さ(芒(のげ)は除く)

 

 f:id:prunus-4-cerasus:20161120222649j:image

 

穂数(本/株)

1株あたりの穂数

1穂籾数(粒/穂)

 1穂あたりの粒数

 

精玄米数(粒), 精玄米重(g)

これは玄米として売れるコメのこと。

ここから登熟歩合も千粒重も計算する。

 

まずは、脱穀と籾すり。

 

f:id:prunus-4-cerasus:20161110001903j:image

 

手でぶちぶちっと脱穀して

籾を1つずつにバラバラにしたら、

籾すり器を使ってもみ殻と玄米に分けます。

(塩水選や風選でも良し!)

 

 

 

そして、1.8mmの篩(ふるい)にかけて小さすぎる痩せたコメを排除!

 

f:id:prunus-4-cerasus:20161110002202j:image

f:id:prunus-4-cerasus:20161110002210j:image

 

(こんな専用の篩があるなんて…。)

 

コメは最後の最後に太るか痩せるか決まります。きちんと甘みにあるコメは厚いのです。

 

ちょうど挟まったものも含めて、

精玄米です。

 

ちなみに千粒重はそのまま千粒分の重さ。

1株あたりが大体千粒くらいだから、こんな単位が生まれた…のかもしれない。

 

登熟歩合(%)

精玄米数/籾数。しっかりコメになった割合。

 

栽植密度(株/m2)

株間 30cm, 条間 15cmの場合、

100cm/30cm(列)×100cm/15cm(行)≒22.22(株/m2)

 

 

 

収量(g/m2)

さて!これで収量がやっと計算できますね!

 

 収量(g/m2)=精玄米重(g/株) × 栽植密度(株/m2)

 

意外とシンプル。

 

 

バケツ稲での収量も計算してみれば

例え少なかったとしても、

コメの世界の緻密さや綿密さ、

一粒一粒の重みを感じられますね。しみじみ

 

(参考)JAのコラムページ

 脱穀(だっこく)、もみすり、精米(せいまい)の方法|ヒントとコラム集|お米づくりに挑戦(やってみよう!バケツ稲づくり)|身近な食や農を学ぶ|JAグループ (野菜)

 

 

 

ではでは

大和さくらでした♪