かるてぃべーと Cultivate

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[協力隊]配属先と任地ケトゥ市の農業紹介

 
報告書で書く内容を
ブログでまとめてしまおう!シリーズ。
 
今回は、配属先とケトゥ市の農業について!
 
目次
 

配属先

 

Cellule Communale Kétou de ATDA pôle 6

ATDA  第6区分 ケトゥ村落支所

 

ATDAとは、Agence Territoriale de Développement Agricole.

訳すと、農業開発事務所です。

 

2016年から今の大統領になり、

政府行動計画(PAG)が発表され、

ちょうど去年、地方機関の大編成を実行したようです。(ゆっくり!)

 
なので、私より以前の先輩隊員たちは、
”上司や同僚が途中でごっそり変わった”よう。
協力隊あるあるだけれど、そんな中で活動を続けるのは大変だなぁと改めて思います。
 
 
さて、そんなATDAですが
職員は地方公務員とはいえ、ベナン全土から引き抜かれているようなので、
上司も同僚も実はケトゥ出身じゃなかったりします。
 
 
セクターが2つあるようなのですが、
おそらく…
栽培支援する生産部門と、地方行政機関としての管理部門の2つ。(自信がない)
 

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*上司からもらったパワポ資料。
 
 
私は生産部門に所属していて、
メイズやキャッサバの専門家がいる栽培技術者チームです。
ボスを含めて総勢8人!
 
 
毎日忙しそうに書類みたり畑へ行ったりしています。
(わたしはバイクに乗れないので、他の畑で農作業…)
 
 
 
ちなみに、上司、奥さん、お子さんはそれぞれ違う場所に住んでいて、
5人家族が3つの場所でバラバラに生活していますが、
今のベナンだと、こういう働き方はよくあるそうです。
 
 

政府行動計画(PAG)について

 
ベナンのニュースと海外のニュースを扱っている下記のサイトで全文ダウンロードできます。(仏語)
 
 
政府行動計画の専用HPがあって英語もあるんだけれど、
内容がざっくりし過ぎだし、イマイチ見づらい。(仏語/英語)
 
ちなみに、ベナン政府のHP(上)でサイト内検索しても見つけられなかった…けど
Google検索したら、ベナン政府のHPに紹介ページがありました。(下)
 
 
 
これは現大統領になってから作成されたもので、
今回の農業開発支所の大編成も、この政府行動計画に沿って行われました。
 
資料を手に入れたものの、フランス語なので理解するのに四苦八苦。
 
 
農業分野に関して、ざっくり言うと、
ベナン全土を7つの地域に分けて、地域ごとの生産品を推していこう!
という計画です。
(ただ、地域区分と生産品がうまく分けられていない区分のある。)
 
他にも、経済や観光やインフラなどの計画が全て詰め込まれています。
 

ケトゥの農業

 
私の任地、ケトゥ市はPOLE 6に属し、
アブラヤシ、トウモロコシ、キャッサバ、コメに力を入れているようです。
 

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なので、うちの配属先にも、
トウモロコシ=メイズの専門家、キャッサバの専門家がいます。
ケトゥ支所にはアブラヤシとコメの専門家は居ないみたいです。
 
実際、POLE 6地域であるプラトー県を車で走っていると、
壮大なアブラヤシ畑があります。
 
畑もキャッサバをやっているところが多く、
地域的な主食で、キャッサバの粉を発酵させてメイズと混ぜて作る、”ラフ"というものがあります。
 

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これは、先輩隊員が現地の人と用意してくださったラフ!
パットよりも少し酸味がある感じ。
私の苦手な強い酸味や臭みがなかったので、とても美味しかった!
 
 

終わりに

 
なんか、政府行動計画のオフィシャルビデオをYouTubeで見つけた!
ただ、同じタイトルの動画がたくさんあるし、
何言ってるのか全然わかりません😂
 
 
どこでも作れるものも多いとはいえ、
地域ごとにだいぶ気候も異なるようなので、特産品や旬の時期も割と違うようです。
 
他の地域の農業も2年間のうちにじっくり見たいなぁと思っています。